エリア:四谷
オテル ドゥ ミクニ
四谷駅から歩くこと7〜8分。住宅街に迷い込んでしまったか・・・と思うと、ふと目の前に現れる緑の館。
かつては教会だったというその建物は、全身に青々としたツタをからめ、まさしく「世界のミクニ」たる
堂々とした風格を見せている。
ドキドキしながら入り口へ…
案内されるままに館内を進んでいくと、シェフたちの活気あふれるキッチンの中を通り、「え?え?こんなとこ
通っていいの?」とキョロキョロ。緊張しているのでシェフの様子をじっくり見ることはできなかったが、
その中の一人に、三国清三シェフ本人がいたそうな…(帰りに受付の人がそう言っていたから確かなはず)

さて我々は女7人という大所帯で訪れたため、窓から一番離れた大きな四角いテーブルへと通された。
12時の予約で、他には3人連れが一組だけ。静かな環境の中、分厚いワインリストを眺め、価格と相談
しながら白ワインを一本オーダー。そして、皿の上に用意された本日のメニューを見ながら、料理が
出てくるのをワクワクと待つ!
まず出てきたのが、突き出し。まるで茶碗蒸しのように口当たり滑らかな
キッシュでした。不思議なプルプル感は、ちょっと真似出来ない感じ。
続いて前菜。見よ、この美しい野菜たちを!!
本当に旬の時期にしかとれないという
花の咲いたズッキーニの花の部分に、
オマール海老と帆立貝のムースが詰まっているの。
周りの泡は、ミルクだそうで、カプチーノ仕立てとか
言っていました。優しい味でした。
お魚料理は、青森八戸沖・相嘗(アイナメ)のポワレ。
小さなジャガイモや、ペコロス(小さい玉ねぎ)など、丸々とした野菜の上に
乗っかっています。ソースは清水産枝豆風味。バルサミコもきいていました
お肉料理は、夏鶉(うずら)のポトフ仕立て。
真ん丸く仕上げられたうずらの中には、
カレー風味リゾットが隠れています。
周りを固めるアスパラやカリフラワーなど、
元気な夏野菜も新鮮で、すっごくおいしい!!
続いても可愛らしい一品。モッツアレラチーズのゴールデンパイン添え。
細いネギのようなシブレットがいい味出してます。周りに散っている緑は
シブレットの小口切り。オリーブオイルも添えられていました。
チーズとパインも合うのね。
ここからはお待ちかねのデザートタイム!
まずは、スープカップに入って出てきたメロン。ポルト酒のジュレとバニラアイスクリームが乗って、
幸せ感じるおいしさです。

これだけで十分感動していたんだけど、次に現れたのが、カラフルなフルーツとケーキたち。
どれも本当においしそうで、この中から好きなものを選べと言われても、酷ですわ・・・
珍しいのは、イチジクを使ったケーキ。これがなかなか好評!
このほかピスタチオやグレープフルーツ、イチゴ、ハスカップ、
シブーストなどなど、ケーキの種類は本当にバラエティ豊か。
この通り、2〜3品を選んで、ちょっとずつ味わうこともできるのです。
絶品なのがチョコレートケーキ。写真ではお伝えできないのが残念だけど、黒光りするコーティングチョコには、自分の顔さえ映るのですよ!ピカピカ!
味はとーっても濃厚で、程よくビター。甘すぎず、
大人の味… 
コースのエンディングを飾るのが、コーヒー・紅茶に
小さな可愛いスイーツたち。直径2センチくらいの、
本当に小さなお菓子なんだけど、どれもしっかりと
クリームが詰まっていたりして、手抜きのないプロの技と
いう感じ。最後の最後まで幸せ気分にひたれる、
素晴らしきミクニのランチなのでした。
なお、今回のランチコースは6500円のコース。十分過ぎるほどお腹は満足、心も満足でした。
10000円のランチコースもあるようだけど、これ以上、何をどう食べ、どう満足すれば良いのだろうか?
店の雰囲気も、いわゆる正統派フレンチ風「エンジのじゅうたん、銀のロウソク立て、
ビロードのカーテン、調度品風イス、ダンディなギャルソン」というイメージとは違って、
爽やかグリーンのクロスに、程よくカジュアルなイス、フラワーアレンジもちょっぴりキュートなテイストで、
窓の外には緑… フロアに登場するスタッフも、想像していたよりずっと若い、まさに「お兄さん」と
呼びたくなるような男性陣。緊張しすぎることなく過ごせる、居心地の良い空間でした。

最初はポツポツだったお客さんも、時間とともに増え、最後にはランチタイム満席に。
女性同士、家族連れ(子供はすでに成人している年代)が多かったような。

また違った季節に訪れてみたいな・・・と、心から思いました。
お金貯めなきゃ。
なおお金が貯まらない場合は、ここの隣にあるカフェ、「マダム・ミクニ」を利用しましょう。
ケーキは、デザートに出てきたのと同じものプラスアルファのラインナップが揃い、
1000円代のアラカルト料理を数品、味わうことができます。雰囲気も落ち着いていて良し。
オテル・ドゥ・ミクニのホームページ → http://www.oui-mikuni.co.jp