札幌にはなぜか、「スープカレーを出す店」が多い。従って、カレー専門店自体の数も、
他の都市と比べて多いようだ。これは私が全国のイエローページで数えて調べたことだから本当だ。
ところで、スープカレーが何なのか、想像がつかない方も多いことだろう。
「とろみの少ない、いわゆる家庭のカレーとは違うサラサラカレーであれば、
インド人経営のインド料理店でも食べられるではないか」と言われそうだが、スープカレーは、
それともまた、違うタイプのものなのである。
まずは、器。それこそラーメンどんぶりのような深い皿に、どっぷりと汁が入っている。
その汁とは、まぎれもないカレー味。というよりは、各種スパイスが入った、カレー風味の
スープである。インド料理店のカレーは、スープ状ではあるが、さすがにどんぶりには
入ってこないでしょ?
カレーの具は、概して、ごろごろ野菜や骨付きチキンなど、大きめのものが多い。
スープと一緒に煮込むのではなく、ゆでたり下味を付けておいた具たちをまず器に入れ、
そこにスープを流しこむという形のことが多い。
「それでは具に味がしみこまず、イマイチではないのか」と思われそうだが、
逆に、あっさりめで、スープの味を純粋に味わえるため、これはこれでおいしいのだ。
スープカレーには、ナンではなくライスを合わせる。これもインド料理店とは違うところだ。
ナンを無理やり合わせたとしても、いかんせんスープのため、ナンがしなびてしまうだけだろう。