カリーサボイ




札幌でスープカレーのおいしい店を聞かれたら、私は真っ先にここを挙げる。
実際、東京に引っ越してから、年に1度くらいしか札幌に行けないが、
行くときには必ず到着日の遅めのランチとして、空港からこの店に直行している。
私にとって、かけがえのないスープカレーの店なのである。



場所はちょっとばかり不便。車があればラクなんだけど(駐車場も数台分あるし)。
公共交通機関なら、すすきのから市電に乗って「静修学園前」で降りて、少し左に入って
ローソンの向かいにあるお店。あまり広くない店内なので、カウンターに3〜4人、
テーブル席に15〜16人くらい入ればいっぱいになってしまう。
いつも2時半とか3時ごろという、中途半端な時間帯に行くんだけれど、
それでも少し待ったりする。すごい人気だなぁ。

ジャズが流れる店内は、とても落ち着ける居心地のいい空間。
エスニックカレー店って、どうしても「エスニック色」が強くなっちゃって、
それはそれで異国情緒を味わえて良いと思うんだけど、
落ち着けるかどうかというと疑問だったりする。その点、ここは、雰囲気最高。
カウンターの奥では店主のおばさんが一生懸命スープカレーを作り続けている。
お一人でやっていらっしゃるから、(アシスタントさんはいるけれど)
少し時間がかかる気もするけれど、この居心地のいい空間だから、待つのも平気!



カレーのメニューはそう多くない。ベースは一種類のスープで、具のバリエーションで
選ぶという感じだ。
KAOはいつもチキン。相変わらずである。時々、「日替わり」というのに
浮気しそうになるけれど、幸か不幸か、日替わりはもうなくなっていることも多く、
結局いつもチキンなのである。日替わりって、魚とかが入っていて、結構おもしろいのに!

KIMIは(なす・しめじ・ブロッコリー)にひかれて、野菜カリーに。
無類のなす好き男なのである。

   


さて運ばれてきたカレーは、いつもどおり、器からあふれんばかりのもりもりスープ。
しかし!今回は息子が同席していたため、「お子さんがいて危ないですから、
スープを2つに分けました」との配慮をしてくださり、いつもの器のスープ量を減らし、
もう一つ、子どんぶりみたいなのに、減らした分のスープを入れてくれた!!
これには感激… この方が絶対食べやすいもん。
いつも、スープを少しこぼしちゃうのが悩みのタネであった。だってホントに
なみなみなんだもの。スプーンを入れるだけであふれるくらい…

それにしても、いつ食べてもおいしいスープカレーである。スープのだしが
いいのかな?とにかく、素直に体に入ってくるうまさ。それでいてしっかり
スパイスも効いていて、ちゃんと、スープだけど、カレーなのである。
辛さは結構強烈… おしゃれなジャズが流れているとは言え、あなどれませんよ。
確か4段階か5段階に分かれていて、KAOは張り切って上から2つ目くらいに
したんだけど、正直言って、辛すぎました。
真ん中くらいが限界かな〜。ひいひい言いながら食べるのもいいけど、
それはせいぜい5口くらいの話で。最後まで食べるのはつらいものがあるのだ…

ここのスープカレー、チキンのやわらかさは感動的。骨付きが1本入っているけど、
ホロホロとスプーンでくずれるから食べやすい。
大きめ野菜も、野菜の味がしっかり出ていておいしい。
ああ、北海道のカレーはやっぱり素材のよさが違うなぁ〜と、思わずうなる瞬間である。



食後のチャイが、またウマイ。辛いもののあとにHOTドリンクは飲めないKAOなので、
いつもアイスチャイなんだけど、甘すぎないスパイシーさ加減が絶妙。

すっかりべた褒めになってしまったが、一番大好きなスープカレーだもの。許してね。

東京進出を心から願う…
でも絶対、そういうタイプじゃないんだよね、あのお店。
あの場所で、静かに、淡々と、ただひたすら味を変えずにおいしいカレーを
作り続ける… そんなスタンスが合っているのです。
だからこそ、サボイに行くためだけに札幌に行きたい!と思える店なのです。

ああ、行きたい。



お店を紹介するページ http://www.soup-curry.net/shop/savoy_menu.html